高速・高精度で3次元データ化
3Dレーザースキャナー

 3Dレーザースキャナーは、周囲の状況をスキャンし、自動で立体的に再現するアイテムです。これまでにない速さで、高精度の3次元データを作成できます。総合建設業を営む法人では、道路工事や建設現場での作業効率アップのため、リースを利用して導入しました。

 同商品の全天球カメラの特徴は、水平360度・鉛直300度の範囲を1秒間に最大200万点スキャンできる、スキャンスピードです。高品質なカラー3次元点群データとHDR画像を生成でき、2分足らずで完了します。約15分かかる他機種と比べて驚異的なスピードで、現場での作業時間を大幅に短縮できます。

 目印となるスキャンステーションの移動位置を自動的に記録して合成処理を行う機能があり、現場での作業がスムーズです。

 本体の画面でワンボタン操作を行うだけで、迅速・簡単にスキャンでき、またタブレットと連動しての遠隔操作も可能です。

 同商品の扱いにはある程度コツも必要だそうですが、セミナーを開催しながら、技術向上や人材育成にも力を入れているそうです。

 海外では、世界遺産や史跡をスキャンして3Dデータ化し、復元や資料保存に役立てている例があり、県内でも、幅広いジャンルへの活用が期待されます。

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